きくおインタビュー
YAMAHAムック「VOCALOIDを楽しもう Vol.7」にて、きくおインタビュー掲載です><
これが結構たくさん書き記して頂けたようで、2ページに渡ってびっしりです。
本屋とかにも普通に出ているのかしら。ぜひぜひどうぞ・・・!
http://www.amazon.co.jp/VOCALOID%E3%82%92%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%97%E3%82%82%E3%81%86-Vol-7-%E3%83%A0%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%8F%E3%83%A0%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-121/dp/4636880870
Nico D@nce M@ster 3(ダンマス3)OPソングに使われる
Nico D@nce M@ster 3(ダンマス3)というイベントの、オープニングソングに 拙作「はじまりとおわりのうた」が使用されましたが何これ超すごい 何このめっちゃ盛り上がる演出wwwwwwwwすげええええええええ!!!!!!!!!
元々この曲はライブ感を重視して作った曲で、こういった使われ方をするのは本望と言うか、もう大満足です。作ってよかったと思います。再生は20秒辺りから〜
日本人の心に染み入るメロディをラーメンの視点から考える
ラーメンが好きなのです。音楽に関しても、ラーメンを通して考えることが多いのです。
ラーメンと味の素と音楽の関連性について考えぬいた結果、結構前からとんこつ醤油ラーメンみたいな音楽がみんな好きなんだなという結論に立って制作しているのです。
見た目は独立した料理。しかしパッと見わからない程度に、それでいて確実に大量に、日本のトラディショナルな雰囲気が盛り込まれている。これは醤油と味の素で、だから普遍的で多くの日本人に染み入る味になる。これがきっとポイントだと思う。
メロディにおいても、「日本の伝統的な音階」が「パッと見わからない程度に、しかし確実に、大量に」盛り込まれているものこそが、日本人の心を打つものなんじゃないかと。そう思うのです。
以下実例
Whiteberry 「夏祭り」 これはもう傑作だよね。メロディだけでなく、歌詞もその方向で攻めてきてる。
Perfume 「レーザービーム」 最近のものだとコレが凄くいい。
相対性理論「地獄先生」 相対性理論は、まさにバンドぐるみでそういう攻め方をしてる。
Smile.dk「Butterfly」 これ日本のこと歌った曲なんだよね。これは好きだわ。
「ごめんね ごめんね」(主に技術的な)制作話
先日ニコニコ動画にアップした「ごめんね ごめんね」という曲についての、技術的な部分に絞ってみた制作話しです><
音に関してですが、今回はアコーディオンとダブステップの融合をポップスの構成で行い、
かつ自分の音で表現するという我ながらムチャクチャな課題設定をしていて、とにかく難産でした。。。
ダブステップ(Dubstep)というのは、こんな感じの音楽です。40秒辺りからがちょうどいいかも
そもそも、ダブステップ自体がまずクラブミュージックであり、「ベースとドラムのみ」を主軸とした音楽であり、ある意味最もポップスに遠い位置にあるジャンルなわけです。
それでもサウンド自体の先進性から、ダブステップの要素をポップスに盛り込んでくるクリエイターはたまに見かけるのですが、なんだかな〜というか
ダブステップというのは「強烈でインパクトのあるベースとドラム」を目立たせるからカッコイイのであって、その上に普通にメロディアスな楽器を乗せ、歌を乗せるという方法論では、スベってしまうのでは・・・という考えが以前からありました。
その点で「ベースとドラムをめっちゃ目立たせるパート(ボーカル・上物は限りなく薄く)」と「メロディ主体のパート」をハッキリと分け、その上でそれを自然に繋げるという、ますます訳のわからない自体に発展し試行錯誤と没の山が累々積み上がっていくことに・・・orz
没フレーズについては、時にはバイオリンだったり、チェレスタだったり、マイアミベースだったり、エレクトロハウスだったりもしてました。
そこで最終的に出た答えとして、
1:イントロで電子音楽であるという宣言を行い(いきなりアコーディオンから入ると、アコースティックな曲だと思われかねないので)、
2:アコーディオンパートを魅せたあと、電子音に滑らかに移行
3:Aメロをダブステップ的なパート、Bメロはメロディパートへの繋ぎ
4:サビはベースの音色を大人しいものにさりげなく差し替えて
5:ダブステップ的なパートに戻る・・・
といった展開で構成しました。無論、この辺は歌詞やストーリーの展開とも合わせなければならないので、その辺も試行錯誤が重なりましたが・・・orz
実際の音作りではこれを
アコーディオンはこれをとても参考にしました。どれも素晴らしい曲です。
なぜ今回そんなムチャクチャなことになったかというと、変なことしたい!という感じでは決してなく、曲のテーマと歌詞の性質上、
現状俺の拙い技術と音楽に関する知見の中で表現し切るにはこの選択しか浮かばなかったという感じで、常に曲と詞を行ったり来たりしながら作っていました。
それとミクのささやき声に関しては、Vocoderでホワイトノイズと混ぜる感じで作っています。Logicだと専用のプリセットがあるようで、うらやましいです・・・。
【初音ミク】ごめんね ごめんね【オリジナル曲】
ボカロ新曲アップしました!
そして冬コミ出ます!!旧譜とりあえず頒布します、何やるか詳細はのちほど〜。
東京ビッグサイト 12/31(土) 3日目西く-10b Kikuo Sound Works
http://twitcmap.jp/C813KUh10b