CDジャケットデザイン分析
最近はCDのジャケットデザインを色々分析しています。
家にある全てのCDを引っ張り出し、ダメなジャケットと良いジャケットに分別し、何がよくて何がダメなのかを書き出し、それに基づきまず自分で試作してみるも如何せんもう絵が下手すぎてどうしようもないwwww
まあそれはいいとして、ここでは独断と偏見と好みの違いに満ちた、要素別「良いCDジャケット」「ダメなCDジャケット」をご紹介したいと思います。
俺が俺の好きなCDを作るため、俺個人の感覚で、直感的に「これだ!」「これじゃない!」と判断したものばかりであって
売れる売れない等々の客観的な分析をしたものではなく、つまりは戯言のような記事となります。
未熟者なので、下手なことでもとりあえず言っておけばスゴイ人々に色んな良いジャケ悪いジャケとか教えて貰えちゃうのではという目的を兼ねたものですので、何卒ご容赦くださいw
では、まず「良いジャケット」です。
画像クリックで拡大です、ぜひぜひ拡大してご覧ください。
良いジャケットの要素
●「どんなCDか」が一目でわかる、コンセプトに忠実でハッキリしている
●手抜かりがなく、丁寧。特にいかにシンプルなテーマであっても細部の書き込みが徹底、時間がかかっていそう
●個性的
●絵やデザイン自体のクオリティーが高い、カラフル。
特に好きなのがこちら。
シンプルさを求める場合は、描画範囲を小さくとり、細部の書き込み・情報量を増やすことが大切。
MONOLITH は、一見落書きに見えるけど、どことなく不気味な魅力が感じられます。
それはこの絵が「丁寧」であり、「絵自体が上手」かつ何気に「細部」の塗りがとても緻密だからです。
またこちらの四枚ですが、非常にコンセプトに忠実でわかりやすく、個性的です。
どんなCDなのかが一目でよくわかりますね。
後述しますが「単色じみたジャケ(シンプル気取りとも言う?)」は、ダメなものになりやすいです。
ですがこの二枚は、細部を恐ろしく緻密に仕上げることで例外的に良いものになっています。
見る限り、「丁寧」で「細部が緻密」であることがとても重要っぽいです。
その上で「個性的」でなくてはなりません。とはいえ、この個性的というのは「コンセプトにいかに忠実であるか」と言い換えられる気がします。
例えばポップな同人アルバムの場合に、単純にかわいい笑顔の女の子のイラストが描かれていればいいよ、というだけは安易です。
どういう風に、どれくらいポップなのか、ギターなのかテクノなのか、ピチカート・ファイヴなのかパフュームなのかMosaic.wavなのか相対性理論なのか、
その辺のコンセプトをいかに深く表現出来ているのか、という点が「個性的」に繋がるんじゃないかな。
あと面白いのが、「時間がかかっていそう」なものほど良いジャケなこと。
シンプルなものも然り。
情報量的には、縦横比はジャケの二倍か、ベストは三倍くらいある紙に書いて丁度いいくらいじゃないか??
では、次に「ダメなCDジャケット」を要素別に見ていきます。
とはいえ、諸事情によりこちらはあまりサンプルを出せません・・・ご容赦下さい;;
ダメジャケット要素(上の写真には出せなかったCDからも要素を抜粋しています)
●古い
●個性が「足りない」
●単色 ●絵(素材)が下手 ●「魅力的な部分」がない
●プラケースの帯部分が白色
●ジャケの型が安すぎる
まず右上ですが、単純に「古い」です。古いCDなのでしょうがないですがw
次に右下、これは「ジュエルケースの帯部分が白い」この一点に尽きます。
左下は「単色じみている」もありますが、最大の欠点は「細部の書き込み不足」です。
左上ですが、これはコンセプトに忠実ではあるものの、「魅力的な部分」がどこなのかわかりません。
中身はレーシングをテーマにした非常にクオリティの高いチップチューンなのですが、もっと深く掘り下げられればな(個性が足りない)、と勿体無い気がします。
以上となります。
意外と紙ジャケって有りなんですねー。むしろプラケースより良いかもしれん。
紙ジャケの欠点はプラケースに比べ「高級感」に欠けるとこだと思っていたんですが、しっかりしたデザインと、あとある程度いい型だと全然気にならなくなる。
ただ、ダメなデザインが余計ダメに見える危険な型かもしれないw