「情景が浮かぶ曲」っていいよね

やっぱりさ、「情景が浮かぶ曲」っていいよね。素晴らしい曲って「情景が浮かぶ曲」だと思う。(大切なことなので二度言いました)
すごく繊細な音作りが要求される分野だと思うのよね。


Julien Jabre - Swimming Places

最初の一音で情景が浮かぶ、というのは本当に素晴らしい音作りをしてる証拠だと思う。
俺が知っている中で最も「海」らしい音をしてる曲です。
特に個人的に海好きだからもうたまんない。


DJ Sammy - SunLight

壮大な音、美しいメロディ 日の出がこんなにも美しく表現されている曲を他に知らない
2回目のサビが良いよ。このMixだと1回目のサビはえっいきなり!?って感じで、音もなぜか薄くイマイチだけども
中学の頃からずっと好きな曲。エピックハウスらへんの音にはまったキッカケだなあ。


Nick Holder - Summer Daze

この「夕日」感・・・ああなんて素晴らしいんだ
これだけ短いフレーズでこれだけ「夕日」感を表すなんて。


トクマルシューゴ - parachute

風 だよな・・・ 特にサビ前がほんと素晴らしい


月の光 ドビュッシー

「夢想」とか「月の光」とかああなんて俺好みなテーマだこと
最初の部分でもう夜美しい湖に輝く幻想的な月の光感が伝わってくる


吾嬬竜孝 Shinkai2000
http://rapeme.org/mt/archives/shinkai2000.mp3
ああゲーム音楽でこんな音を出してみたいwwww
深いノイズの出し方、音色、フレーズ 全てが絡みあって深海感を出してる
潜水艦って感じもするねー。

CDジャケットデザイン分析

最近はCDのジャケットデザインを色々分析しています。
家にある全てのCDを引っ張り出し、ダメなジャケットと良いジャケットに分別し、何がよくて何がダメなのかを書き出し、それに基づきまず自分で試作してみるも如何せんもう絵が下手すぎてどうしようもないwwww

まあそれはいいとして、ここでは独断と偏見と好みの違いに満ちた、要素別「良いCDジャケット」「ダメなCDジャケット」をご紹介したいと思います。
俺が俺の好きなCDを作るため、俺個人の感覚で、直感的に「これだ!」「これじゃない!」と判断したものばかりであって
売れる売れない等々の客観的な分析をしたものではなく、つまりは戯言のような記事となります。

未熟者なので、下手なことでもとりあえず言っておけばスゴイ人々に色んな良いジャケ悪いジャケとか教えて貰えちゃうのではという目的を兼ねたものですので、何卒ご容赦くださいw



では、まず「良いジャケット」です。
画像クリックで拡大です、ぜひぜひ拡大してご覧ください。


良いジャケットの要素
●「どんなCDか」が一目でわかる、コンセプトに忠実でハッキリしている 
●手抜かりがなく、丁寧。特にいかにシンプルなテーマであっても細部の書き込みが徹底、時間がかかっていそう 
●個性的 
●絵やデザイン自体のクオリティーが高い、カラフル。


特に好きなのがこちら。



シンプルさを求める場合は、描画範囲を小さくとり、細部の書き込み・情報量を増やすことが大切。
MONOLITH は、一見落書きに見えるけど、どことなく不気味な魅力が感じられます。
それはこの絵が「丁寧」であり、「絵自体が上手」かつ何気に「細部」の塗りがとても緻密だからです。



またこちらの四枚ですが、非常にコンセプトに忠実でわかりやすく、個性的です。
どんなCDなのかが一目でよくわかりますね。



後述しますが「単色じみたジャケ(シンプル気取りとも言う?)」は、ダメなものになりやすいです。
ですがこの二枚は、細部を恐ろしく緻密に仕上げることで例外的に良いものになっています。



近くで見るとこんな風になっています。


見る限り、「丁寧」で「細部が緻密」であることがとても重要っぽいです。
その上で「個性的」でなくてはなりません。とはいえ、この個性的というのは「コンセプトにいかに忠実であるか」と言い換えられる気がします。
例えばポップな同人アルバムの場合に、単純にかわいい笑顔の女の子のイラストが描かれていればいいよ、というだけは安易です。
どういう風に、どれくらいポップなのか、ギターなのかテクノなのか、ピチカート・ファイヴなのかパフュームなのかMosaic.wavなのか相対性理論なのか、
その辺のコンセプトをいかに深く表現出来ているのか、という点が「個性的」に繋がるんじゃないかな。


あと面白いのが、「時間がかかっていそう」なものほど良いジャケなこと。
シンプルなものも然り。
情報量的には、縦横比はジャケの二倍か、ベストは三倍くらいある紙に書いて丁度いいくらいじゃないか??



では、次に「ダメなCDジャケット」を要素別に見ていきます。
とはいえ、諸事情によりこちらはあまりサンプルを出せません・・・ご容赦下さい;;


ダメジャケット要素(上の写真には出せなかったCDからも要素を抜粋しています)
●古い 
●個性が「足りない」 
●単色 ●絵(素材)が下手 ●「魅力的な部分」がない 
●プラケースの帯部分が白色 
●ジャケの型が安すぎる 


まず右上ですが、単純に「古い」です。古いCDなのでしょうがないですがw
次に右下、これは「ジュエルケースの帯部分が白い」この一点に尽きます。
左下は「単色じみている」もありますが、最大の欠点は「細部の書き込み不足」です。
左上ですが、これはコンセプトに忠実ではあるものの、「魅力的な部分」がどこなのかわかりません。
中身はレーシングをテーマにした非常にクオリティの高いチップチューンなのですが、もっと深く掘り下げられればな(個性が足りない)、と勿体無い気がします。



以上となります。
意外と紙ジャケって有りなんですねー。むしろプラケースより良いかもしれん。
紙ジャケの欠点はプラケースに比べ「高級感」に欠けるとこだと思っていたんですが、しっかりしたデザインと、あとある程度いい型だと全然気にならなくなる。
ただ、ダメなデザインが余計ダメに見える危険な型かもしれないw

ゲーム音楽昔と今で全然違うヤバイ

結構前にミクシー日記などで身内限定でまとめてたことだけど。再度まとめたくなった。
昔の音、今の音でこんなに違うんかって まあ音屋としてはだいぶ遅いと思うので若干恥ずかしいけど最近気付いたんすよ。

ドラクエ、FF、聖剣伝説などなど、、、昔のゲームBGMの名曲って色々あるよなあ。
俺も聖剣伝説2、3のサウンドにも魅せられて音楽始めた人です。

聖剣伝説2/子午線の祀り
特にコレが好き。

まあ、これ出てから20年経たないくらいか。
古きよきゲームBGMって感じだよな。
で、、、最近、音楽が評判のゲームを片っぱしから聴き漁ってるんですが。

びっくらこくよ。もう全然違うのな。
とりあえず以下に凄いやつ貼る。あんまり多いとうんざりすると思うので3曲だけピックアップ


みんな大好き塊魂/塊オンザスウィング
歌:松崎しげる

松崎しげるwwwwwwwww
ゲームのBGM1曲に・・・ そもそもBGMなのにボーカル曲だよねこれ。主題歌じゃなくて?
しかもこの曲としての完成度は何だ。
さらにだ。他のBGMも聞くと、カヒミカリイが歌ってたりするんですよ。ゲームのBGMを。他にも宮崎吐夢野宮真貴・・・ そうそうたる面子。これコンピアルバムとかじゃなくて・・・?
その上聞くところによると、カヒミカリイ自分のアルバムにその曲収録してるみたいだしな。普通に新曲じゃないか。
しかもゲームに合う合う。全然浮かないんだよなこれが。

LocoRoco

これゲーム持ってるんだけど、まず全部造語。
すげー曲として奇抜なことやってるよな。でもゲームの雰囲気には凄く合ってるんだよ。

ゆうしゃのくせになまいきだ

リコーダー、鍵盤ハーモニカ、鉄琴、木琴、大太鼓、小太鼓、銅鑼、、、全曲全パート生演奏。
なんだそれ。何そのおもしろすぎるこだわり。




というわけで。いや、もうびっくりした。解釈が根本から違うのな。今と昔と。

俺は、聖剣伝説3サントラにびっっっっしりと書きこまれた「私菊田裕樹による創作とは何かBGMとは何か」ライナーノーツを信者パワーにより何度も熟読していたので、
ゲームBGMというのは、
「ゲームの世界観に溶けこみながら、何十分聞いても飽きないように、その中で面白く作られるべきもの」
と思っていたんですけども。


ゲーム音楽で行うべき解釈は、
「良い感じの音楽にノリながらゲームをするための音楽」
って感じじゃなかろうか。
だって明らかにBGMというにはやり過ぎってくらい濃いだろ。
極端な話、俺はぷよぷよやる時いつもアッパーなテクノをかけながらオンライン対戦に挑むわけで、そういう感じだよな。



とまあ、これだけの解釈で作るときっと明らかに「ゲーム内容とは明らかにかけはなれた奇抜なだけの曲」が仕上がる。
ぷよぷよのBGMがアッパーなテクノだったら嫌だしな。

じゃあどうやったらここまで奇抜なことやりながら圧倒的にマッチした音楽が仕上がるのか、というと、、
やっぱ一つは作品に対する愛着だと思うんだよな。
作品に対する愛着がある、それがあればどんな独自解釈やっても「イヤミな感じ」にはならないと思うんだよ。
まず、作品に対する愛着があって。その上で、「俺がどんな曲聞きながらこのゲームやりたいか?」って考える。ここで大切なのは「みんなは」って考えないこと。面白いものって一人の人間の独自解釈、個性、パーソナリティから生まれるものだからな。
これが面白いゲーム音楽のあり方じゃないかな、と最近考えてるんですよ。
まああとは制作上の方法論もある。例えば リズム隊などの下地をしっかり作っておけば、上物でどんだけ奇抜なことしてもいい感じに完成される とかね。
リズム隊や下地の時点で奇抜なこと始めると、単純に分かりづらい曲になる。



今挙げたのはギャグ色の強い曲ばかりだったけど、シリアスなものでも、例えば
最初から最後まで歌詞がキーになっていて、うまいこと演出して最後でおーそういうことだったのかこの曲は!!ってなるとかあるんすよね。
音楽がいいゲームって全体としても良いゲームな事が非常に多いからな・・・その音楽がキッカケでたいそう売れたそうな。なんというめでたしめでたし。




というわけで、惜しくも選外となった最近のヤバいゲーム曲は以下
興味が沸いたら是非聞いてみてね!!ほんとどれもめっちゃ面白いのでね
クリエイターとしてこういう仕事をしたいわとか素直に思えるよほんとに。

D

ポップンミュージック / ふしぎなくすり のまされて
ちょwwwwwwww最近のポップンってこんなことになってんのかよwwwwwwwww歌詞すげーーーーーーっやべーーーーっしかも何気にメロディ超好みだし
もじぴったんの辺りから何かおかしいと思っていたが最近のゲームはここまできてんのな
あとポケモンBWけっこーハマってるから単純にニコニコで流行ってて嬉しい


みんな大好き塊魂 / 灼熱のサバンナ
動物が歌ってるwwwwwwもうアイデアからやられたわ。よくここまでやったよほんと・・・


みんな大好き塊魂 / Blue Orb
上述したカヒミ・カリィの曲 おされー、、イイな・・・おもしれーな・・・・


みんな大好き塊魂 / くるくるロック
なにこの前衛的な・・・・なにこれwwwwww ここまで奇抜な曲がBGMとして全く浮いてないのは絶対に作品に対する愛着があるからだ。
下地をしっかりすると上物で奇抜なことやっても問題ない、って方法論もある。だから全くイヤミな感じになっていない!

ボカロ曲カラオケ配信!

ミク曲「僕をそんな目で見ないで」JOYSOUNDからカラオケ配信されてます!!さらに、「月の妖怪」「悪いことはしちゃいけないよ」「星くずの掃除婦」「ボクを忘れた空想紀行」も配信されてます。
ぜひぜひ!

まとまりない話


↑中高の頃描いてた黒歴史漫画 これは1ページで飽きた


俺は「作り専」です。
基本的にあまり音楽を好んで聴くとか、誰かに憧れて!って感じが支点となり音楽を始めたとかいうわけではなく、
色々あって小学生の頃から創作で食ってかなきゃみたいな強い使命感的な何かがあったので、じゃあ基本的に全然頑張り屋でもなく異常に飽きっぽい俺が続く創作ってなんだと思って その一環でかっこいー曲に出会って作曲に手つけたら何か結局飽きずに続いている、という感じなのです。


勉強のため、研究のため、クオリティアップのためだとか、
あとやっぱ自分が心から感動しないと良いのは生まれんので、心から感動する音楽探ししたりとか
そういう感じで楽しげにノリノリでたくさん聞きあさっていたりしますが
音楽かけながら絵描くような人の方がiTunesの再生回数2桁くらい違ったりしてスゲーなあ、とよく思います。
そんなにたくさん音楽聴いてたら音楽作る暇なくなっちゃわね、とも思うけどそれとはまた全然違うんだろうな
静かで何も無いところで何も考えずだらんとしてるってのが一番好きだし、でも音楽作るのはすごく楽しいし、聴くのも楽しいけど・・・な、何なんだ
最近はにんにくを異様に食したりこたつ天板をカラーボックスの上に乗せて一人で壁うち卓球したりしてるよ。たのCCCCCCCCCCCCCCCCCC